Ai-Craft はロッドビルディングを専門とする工房です

フィールドテスター　KARN氏　フィールドレポート２０１３＿７

トラウトをメインとし，渓流から本流，リザーバーまで幅広く活動中。


９月２２日福島県阿賀野川水系

【仕方なく・・・】
今か今かと出撃の時を待ちわびていた。

この日はアパートを午前３時に出発。元々のホームリバーまで行く体力はなく、かと言って会津大川は台風の影響で釣りにならない状況なので、普段はあまり釣りにならないのだが、ダメ元で阿賀野川水系の渓へと向かった。


さて現場に着くと水量は例年に比べると微妙に多く、台風の影響を引きずっていた。しかし、泥濁りではないだけありがたい。

【こんな所に大物が・・・】
さて、そんな状況を踏まえルアーをセレクトし、川へと入った。

上のプールに魚はいるはずなのだが、数年前に電気を流した輩がいるらしく今はほとんど釣れない。実際に流しても反応はない。全く大変なことをしてくれたものだ。

困った私は、帰ろうとも思ったが、下流には減勢のためのブロックがあるので、もしや・・・と思い１つ１つのレーンをダウンで探ってみた。


使用したのはショートビル８５Ｆのシルバーチャート。かなり浅いだが、あえてボトムノックさせながらアプローチを開始。


３つ目のレーンでドン！！！っという衝撃が走り、ロッドが大きなカーブを描いた。

引きからすると４０オーバーは間違いない！！
ラインはどんどん出される。同時に心配ごとが一つ生まれた。

私の使用ラインはPEなので、強い力で擦れたら一発でアウトなのだ。魚の走る方向を予想しながらなんとか引っ張ろうとするが、なかなか相手も賢く、右往左往しながら逃げ切ろうとしている。

下手に引っ張るとやられてしまうので、巻きながら近づき間合いを詰めることにした。
もちろん、抜き足差し足で(笑)


そして、無事ネットイン。

無事ネットイン！！

やっとのことで胸をなで下ろした。


イワナ４７．５ｃｍ。シーズン終盤でこの大きさは上出来であろう。

随分と楽しませてくれました	ベリーをガッツリ食ってきました！
４７．５ｃｍやりました！	今年もありがとう！！

毎年事細かにつけている気温・水温・気圧配置・水量などのデータは確実に生かされていることを実感した。釣りは科学である。


【意外な人との出会い】
その後再び上のプールを流しますが全く反応なし・・・

帰るかなぁ・・・と思って上を見るとなんやら人影が。

漁協の人かな？

と思っていたが・・・その人も釣りを始め、軽くプールで反応を覗っていた。


すぐにその人も上がってきて、挨拶を交わしてみると・・・

あれ？この人見たことある・・・・確か・・・

しかも

「ロッドはエキスパートカスタム」「ルアーは蝦夷」「南相馬から来た」

なんと、イトウクラフトのエキスパートアングラー吉川勝利さんであった。私のような腐れアングラーでは恐れ多いのだが、５分程度お話させていただいた。浜通りは、原発の影響で禁漁になっている河川ばかりで、苦労されているようだ。来年は少しでも、解禁する河川が増えることを願う。

吉川さん、ヤマメ釣り頑張って下さい！！



さて、残り１～２回のチャンスをどう生かすか！最終週にもう一発と願う！！


【ロッド】インターボロンＸ Ｃ-５７(スミス)
【リール】カルカッタコンクエスト51Ｓ(シマノ)
【ライン】パワーエクストラ0．8号(バークレー)
【リーダー】トラウトショックリーダー５ｌｂ(バリバス)
【ルアー】シュガーディープショートビル８５Ｆ(シルバーチャート)

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